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ここでは、コラムやキーワードを載せて、悩んだ時にこのホームページを開くと悩みから抜け出られる…そんなことを目指しています!
毎日カウンセリングをし講演やラジオの原稿を執筆し、それに対しての反響を頂く中で、お届けしたいたくさんのメッセージがストックされました!
ラジオの原稿形式になっています。PDFで開くのに時間がちょっとかかりますが…。
これからどんどん増やしていきます。ぜひお読み下さい。
*うつってなんですか1〜症状と原因編〜@
*うつってなんですか2〜解決編〜A
*問題の解決の仕方
*対人問題の解決の仕方
*職場の対人問題〔いじめ・パワハラ〕に取り組む
*自殺予防のための話の聴き方
*幸せになる方法@
*幸せになる方法A
*幸せになる方法B
≪大きな災害で私達に必要なこと≫
4月14日の熊本地震で亡くなられた方のご冥福をお祈りいたします。被災された方のお見舞いを申し上げると共に、一日も早い復興を願います。
新潟に被害はなくとも、この震災で不安や恐怖を抱え、動揺している方がたくさんいらっしゃると思います。過去に災害を体験している、また、自分の身に起こったらどうしようと感じる人も少なくないはずです。
こんなときに役に立つお話をまとめました。
*周囲の不安がっている人の話を傾聴してあげたい。・・・
@第一に、「地震どうだった?」とこちらからインタビューしない。
第二に、相手が話したい時に聴く。
相手が「あのね…。」と話し出そうとしたときに、
「今時間がないから。」「忙しいんだけど。」と言ったり、わざと話題を代えたり、その場から立ち去って行 ったり、迷惑がらない。
相手が話したいときに聞かず、話したくないときに無理やり聞き出す、というこの原則と逆にしてしまう 人が多い。
要は、相手の様子がおかしいな、と感じたら話したくなる雰囲気をさりげなく作ってあげるということで す。
A何度、悲しんで弱音を言っても、そのたびに聴く。
「もう忘れて、前を向こうよ。」という言葉は、勇気付けるところかますます落ち込ませる言葉。
何度でも、その人が味わった出来事や苦しかった気持ちを聞いてください。
しかし、「地震は来たけど、みんなここにあなたと一緒にいるよ。」と安心をさせてあげてください。
この方たちへの支援は、長期的になり、それが普通です。
多くの人たちで見守ること、専門の機関と協力して支える必要があります。
いつもと違う症状、行動は、言葉にならない身体のサイン、コミュニケーションです。暗がりが怖い、狭い所が怖い、人ごみに入れなくなった、食欲が増す、反対に減退する、夜眠れない、イライラが止まらない、などです。それで、足りない部分を補っているのです。ですから、足りていないものを補えばその症状は解決されます。
それは、何かというと、自分の言葉で感情・欲求を語ることです。何度でも何度でも語ってください。
人間は精神と身体で出来ていますが、傷や怪我と違って物理的に目に見えない精神は、ただの怠けや弱さである、と後回しにされがちです。災害などの大きなことが起こった際、以前からの資質、問題の捉え方に偏りがある、自分に対する自信がない、自己イメージがとても低い人は、元気が無くなりがちです。災害が起きてもなんとかやっている人もいれば、いいことは何もない、もう生きていても仕方ないし、死にたい、と思う人もいるのもまた、事実です。
災害、犯罪の被害者が大きく傷つくのは、自分の尊厳が著しく傷つけられることにより、激しく自尊感情が低下することによります。
自分の身の安全を自分ではコントロールできず、自分は非常に無力だと感じ、時に羞恥心にさいなまれ、自分が悪いから、自分が不注意だからこうなった、と自分を強く責めます。自分を守ってくれなかった世の中に対しても、当然信用ができなくなります。
それが、私は悪くない、私は尊くて価値のある人間である、私が傷付く権利はない、世の中は信じるに値する、ここは安心できる場所だ、こういうことはあったけど、今はやっている、という状態に戻すようにします。
これは説得して焦って強制していくことではなく、ひたすら自分が自分と会話したりどう思っているのか向き合ったりしながら、新しく生きる道を模索する、それを支える専門家がいる、ということが言えるのです。
トラウマとは、心的外傷のことで、予測不能で自分ではコントロール不能な身の危険に迫る大きな事故、事件があった際に起こると言われています。
トラウマの発生する要因ですが、出来事があって、その場面を「つかめない」とき、トラウマになります。
大きな出来事の際、必ず感情が沸き起こるのが普通ですが、あまりに大きすぎると、受け止められずに感情に蓋をしてしまいます。「辛いなんて言わないで、頑張ろう。」「恐怖を感じることがあるはずもない。」「私は辛くなんてあるわけない。」といったように思います。感情が出せる人はトラウマにはなりません。大きな災害で、必ず全員がトラウマになるわけではないのです。
○トラウマを作らない方法…感情を表に出し、処理することです。そのステップは、感情に認める・気付く、感情を表現する、感情をコントロールする、と分けられます。いきなり、感情をコントロールするに飛んでしまうと、意味がありません。
○トラウマを解消する方法…トラウマを作らないように、感情を感じることを気に留めて欲しいですが、それでもトラウマが作られてしまったときは、その時の場面を何度も思い出してみることです。いつ、どこで、誰と、何が、どのように起こり、行動したか等描写します。それを行うたびに、安心感をつかめて来るようになります。このような、感情を出したりトラウマの治療というのは、普通は専門的な人と行います。
PTSDとは心的外傷後ストレス障害の意味です。トラウマが出来てしまい、しばらく経ってもその事件による不調が続いているならPTSDと診断されることがあります。些細なことに敏感になり過ぎたり、事件に関わることを避けて過ごしたり、何度も苦しみを思い出して、日常生活を送ることが困難な状態です。
*自分は被災していないけど、寄付金を送る等以前にどんな風に震災と向き合うのか。・・・
世の中のリアクションを見ていると、何か言うと「きれいごとだ、体験をした訳でもないのに。」と思われそうで言わない、言えない。心を痛めているからこそ言えない。かといって何もしないのではどうなのか。という風潮も感じることができます。
相手は私のことをどう思っているだろうか、と考えながら言葉を発することは、実は相手を思いやっているようで、「私はあなたを思いやるから、どうぞ私を攻撃しないで下さい。」という相手に求めている状態です。相手は、そんなあなたの反応に気付きます。心から、正直に言った思いかどうか、言われている方は気付くものです。
相手を尊重しながら、自分に正直になってみてください。
1、「私にできることはないけれど」「私にはこんなことしかできないけれど」と前置きするのはやめましょう。いつも前置きや言い訳を言っている人は、「だから私を責めないでね。」という自分を守る為の言葉で相手のことを思いやっているわけではないので、使い過ぎに注意して下さい。
2、人を傷付けない、馬鹿にしない。
3、その上で、自分の気持ちに正直になってみてください。
地震が来ても、別に私には関係がない。
地震が来て、こんな○○な気持ちだ。
地震が来て、恐怖だった。
地震が来て、混乱した。
地震が来たけど、明るく元気でいよう。
地震が来て、私は何も感じません。などです。
たくさん前置きが出てきたら、それを言った後で、自分の本音が出てくるのを待ちましょう。1人でやってみても、家族や友人に聞いてもらってもいいと思います。
※これらの内容は、4月24日(日)12:30〜、再放送29日(金)14:30〜、5月1日(日)12:30〜、、再放送6日(金)14:30〜、エフエムしばた「佐久間里子のハートシェアリング」でもOA致しました。
≪悩まないために≫(2015年8月)
・とにかく「出す」こと。(数年前からの流行の「断捨離」や、「デトックス」などがそうです。)
毎日いろんなことを私たちは経験・通過し、吸収しています。それと同等の分だけ排出したり、断ち切ったり出来ているでしょうか。留めている理由も無いのに執着し、抱える癖があるなら、物理的・精神的にも「出す」ことが必要です。「出せない」時に、そのものがあなたの悩みを作り出している可能性があります。
・今を感じ、受け止めること。今だけを生きること、とも言い換えられます。受け止めるという意味は、悪くもなく良くもなく、自分の中に留めるということです。先の心配、過去の後悔が、次々と新しい悩みを生み出します。今、幸せ、今、落ち込んでいる、などの今だけに着目し、味わうようにすると、人間は次の段階へと進むことが出来るようです。
すべての悩みの元になる2つのこと
@ 物事の優先順位がわかっていないこと
A 世界を片目で見ていること
悩む人の4つの特徴
@問題が何かわかっていないこと
Aやりたいこと・願いごと・なりたい姿がわかっていないこと
B自分でそれを変えられると思っていないこと
C一歩の行動が起こせないこと
(以上すべて、参考文献はなく、筆者がカウンセリングしている中でわかって来たことです。)
こちらもどうぞ。
→カウンセリングとは?
→子育て
→お仕事・家族の人間関係